3.解体工事をする際に施主さんの一番のリスクとは?

3.家屋の解体を経験するのは何度もあることではなく、その分だけ情報が少ないということが言えるのではないでしょうか。

実は変な解体工事業者に頼んでしまったことで施主に後から罰則がくだることがあるのです。

それは「不法投棄です」不法投棄は当然、それを行った業者も罰せられますが、その業者に依頼した側、つまり施主も同様に罰せられてしまうのです。

こんなことで前科持ちになってしまうことは嫌ですよね。

解体工事で排出された産業廃棄物を収集・運搬するには「産業廃棄物収集運搬業」の許可が必要になります。

解体業者→産業廃棄物収集運搬業者→中間処理場→産業廃棄物収集運搬業者→最終処分場

産業廃棄物収集運搬業者を決める際には、許可証の確認など書類に関してもしっかりと事前に確認しましょう。

あるいは、マニフェストの確認をすることでより大きな安心感が得られます。

マニフェストとは産業廃棄物の排出事業者(この場合は主に解体業者)が、産業廃棄物の収集・運搬・処理を他の業者に委託する場合に、最終処分に至るまでその過程を記録・管理するシステムのことです。

どの業者によっていつ、どこへ運ばれ、いつ、どこで処理や最終処分をされたかが分かります。マニュフェストとは産業廃棄物のトレサビリティですね。

このマニフェストは5年間の保存義務がありますので、後になって何らかの問題が発生した場合でも責任の追及に役立ちます。

マニフェストは発行するか?マニフェストのコピーをもらうことは可能か?などを事前に確認しておくと良いでしょう。もらえない場合はその業者が不法投棄する可能性が高く、施主にもリスクがおよびますので、解体工事業者さんと契約する前に事前確認を必ずしましょう。